快便のために

「人間がこの世に生を受けて始めて知る快感、それは排便である」とフロイトが言ったように、生まれたばかりの赤ちゃんは、まず排便を通じて(快感)を知ります。実際に排泄直後の赤ちゃんの表情を見ると、恍惚感で満たされているのがよくわかります。さて、赤ちゃんに限らず、スムーズな排便は大人にとっても快いものです。朝の定期便を爽快に済ませることができると、なんとなく一日中気分がさわやかなものです。その逆に、滞りがちだと気分はいつも憂うつです。つまり、快便は人間の心を健やかに保つ大切な要素といえるでしょう。

腸内の善玉菌を増やす

腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌があり、健康な人の腸の中は善玉菌が多く、腸はいつも正常な状態に保たれています。しかし、食生活の乱れ、ストレス過多の生活が続くと徐々に悪玉菌が増え始め、腸内のバランスが崩れて正常な排便が乱れ始めます。そこで登場するのが、善玉菌のエース「ビフィズス菌」です。ビフィズス菌は乳酸や酢酸を生成することで悪玉菌の繁殖を抑制して腸のぜん動運動を正常化させ、便秘、下痢などの便通異常を改善する働きがあるのです。またオリゴ糖を同時に取れば、さらに効果的です。大豆 牛乳などに多く含まれるオリゴ糖はビフィズス菌の栄養源として知られており、オリゴ糖によりビフィズス菌の活動は一層活発になります。

適度な運動を心がける

運動不足は快便の大敵です。ウォーキングや歩くスキーなど手軽に全身を動かせるスポーツは、腸の運動を活発にするとともに便を外に押し出すために必要な腹筋の力を鍛えうことになります。また食欲がわき、寝つきや寝起きもよくなり、快便に必要な生活のリズムが整います。

反射を上手に利用する

排便にはいくつかの反射が必要です。胃に物が入って誘発される胃・大腸反射、直腸にウンチがたまってくることによって誘発される直腸・結腸反射、直腸に便が送られると大脳から排泄指令が出る直腸・肛門反射などです。これらの反射を上手に利用することが快便の鍵を握っているのです。毎朝、朝食後に便意がある人は、これらの反射が正常に機能しているひとです。

ストレスを溜めない

人間は「弱い」と形容されるようにストレスの影響を受けやすい動物です。中でも「感情の鏡」といわれる腸は特にストレスに敏感な器官です。心配ごとがあると便秘したり下痢したりするのは、大腸を支配している自律神経がストレスによりバランスを崩されるからなのです。快食、快眠、そして快便は、快適な日常生活に欠くことのできない健康の三要素です。以上の快便の条件を参考に「快便とともに送る健やかな日々」を築いてください。


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