若者に多い尖圭コンジローム 肛門の周囲にあわ粒かあずき大のイボ 

肛門の周囲に、あわ粒かあずき大くらいのイボが、数個かたまってできたり、無数にできたりして、激しいかゆみに襲われることがあります。これは、性交などによって感染するウィルス性の病気で尖圭(せんけい)コンジロームといいます。男女にかかわらず、性行為の盛んな若い世代に多く見られます。

尖圭コンジロームは、肛門の皮膚と粘膜の移行部の湿った部分にできやすく、顆粒状、イボ状のものが一緒になって、やがてニワトリのとさかやカリフラワーのように盛り上がり、腫瘤をつくります。患部が直腸内まで及んでしまうケースもあります。腫瘤の色はさまざまですが、こすったりすると出血し、悪臭を伴う分泌物が出てきます。

感染しても、潜伏期間が1ヶ月半から半年あり、発症後に悪性化するケースが2、3割あるといわれています。症状が進行すると、尿道を侵して尿道炎を引き起こしたり、男性の場合は陰茎部分の皮膚に巨大なイボのかたまりができて亀頭炎になったりします。

こうした尖圭コンジロームは、基本的に自然治癒は期待できません。症状が現れた時は、すぐ専門医で受診してください。

治療の方法はいろいろありますが、腫瘤の大きさと部位によって決定されます。一般的には患部を切除する外科的手術や、電気による焼灼(しゃく)術が行われます。そのほか、凍結療法といって、液体窒素で患部を凍結させ壊死(えし)させる方法もあります。

再発を繰り返しやすい病気なので、いずれにしても患部を確実に切除する手術が必要で、その後も長期間にわたる治療・観察が必要になります。


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